コストコといえばアメリカ生まれのメンバーシップ制の巨大なウェアハウスで、なかなか普段目にしないサイズの商品やアメリカ製品がお得に売っているお馴染みのお店です。
そんなコストコでいつも目にしていた巨大な遊具付きのプレイハウスやキッズハウス、買っている人を見たことがなかったのですが、なんと今回、見たこともない買う人側になってみました(笑)
買うに至った要因は、もともとキッズハウスを自作しようと思っていたことと、思った以上にキッズハウスが安かったことです。
自作でキッズハウスを作ると、木材などの材料費だけでも軽く5万円以上、10万円前後はかかってしまいます。さらにその木材を加工してという手間を考えたら、コストコのこのキッズハウスは3万5千円くらいとかなり安い…。
そこで思い立って買ってみたんです。
コストコオンラインショップ
ちなみにですが、ついにコストコのオンラインショップが解禁されました!
コストコが近くにないという人、また店舗によっては扱っている商品、ない商品とあるのでチェックしてみてくださいね!
コストコジャパン https://www.costco.co.jp/AreYouReady
コストコで売っているシーダーサミット カントリー ヴィスタとは?
コストコで売っている屋外用のこのキッズハウスは、組み立て式のキットになっています。
売られている時は160㎝×160㎝×30㎝くらいの大きな箱にまとめられています。重さが65㎏くらいで、一人で抱えるのはまず無理です。コストコのスタッフさんでも男性2人がかりで対応してくれたほどです。
木材のキッズハウスですが、一部ポリエチレン(プラスチック)を使用しているところもあり、キッチンがついていたり、ベンチがついていたりするかわいい作りです。
ただし底面はついてなく、窓などは空いている状態で完全に密閉ができるタイプのキッズハウスではないので、物置などとしての利用は現状では難しい感じです。
組み立て後のサイズ: 約157㎝×幅145㎝×高さ161㎝(出窓部分の幅を含まない)
素材:もみの木 高密度ポリエチレン 鋼
最大荷重:250㎏
保証:使用されている木材の腐食に関して10年
ネットで買うと送料無料とはいえ、少しお値段が上がります(汗)コストコのないエリアの人は、コストコに行く手間や高速代を考えたらお得なこともあるかもしれませんね。
シーダーサミットカントリーヴィスタの土台作り
コストコで買ったこのキッズハウスは底面がついていないタイプのものです。屋外用のキッズハウスなのでそのまま地面において使用して問題はないはずですが、我が家では少しでも耐久性をアップさせるべく、基礎を作りました。
まず、キッズハウスを設置する場所を水平にならし、その上に防草マットを引き、コンクリブロックを置いていきます。
コンクリブロックの上に板などを載せ、ブロック同士の高さがそろっていることを確認していきます。
なんでも基礎は大事ですから、結構頑張って水平をとりました(笑)
ここからは夢中で作業したので写真の撮り忘れが多々あります(汗
コンクリブロックをキッズハウスの四隅、真ん中に並べたら今度は防腐木材を使って160㎝×145㎝の大きな木枠を作り、木枠の中にさらに2本程度支柱を入れて土台を作ります。
その上から厚手の板を(できれば防腐木材やベニヤ以外の板)釘打ちしていきます。
ホームセンターでカットしてもらった木材がちょっと歪んでいたため、上の写真では木枠と上の板のサイズがきちんとあっていませんが、とりあえず、良しとしました。
コストコキッズハウスの組み立て
コストコキッズハウスのキットを広げてみると、驚きのキットになっていました。
なんと、本来ならば前壁、後ろ壁、横壁2枚で入っているであろうキットは、後ろ壁半面、横壁、前壁半面のすでにくっついた状態で折りたたんで入っていました。なので、壁を立たせると既にほぼ家ができたような感じです。
壁に関してはすごく楽にできてしまったので、この先も簡単にできるだろうと思っていたのですが、ここからはなぜか細かなパーツの組み立てが多く、意外と手間取りました。
まず組み立ては電動ドライバーがないとできないようになっています。キットの中に大量にネジが入っているのですが、その中にこのキッズハウス組み立て専用のドリルビット(ドライバーの先につけるやつ)が入っています。
このキッズハウスはこの専用のドリルビットを使用しないとネジを回すことができません。ネジといえばプラスやマイナスの形をしているものが多いですが、このキッズハウスのネジは四角い形をしています。四角い形のドライバーを持っている人はほとんどいないと思うので、このドリルビットを使うしかなく、つまり、電動ドリル以外では製作不可というわけです。(自前の釘やネジを使えばもちろん製作は可能です)
そして、組み立てていくとなぜかこの専用のドリルビットが合わないネジが出てきました。なぜかネジの四角い形が小さいんです。これは正直、どうしようもありませんでした。手持ちのドリルビットはどれも合わず、しょうがないので、プラスの形をしたドリルビットを使い、空回りしながらも力を入れて無理やり回して使いました。
他にもてこずった部分は指定されているネジが短く、下の木材に固定できないということが何度かありました。
それでもなんとかかんとか、屋根まで設置。
その後ドアを付けるんですが、ドアの高さを指定された通りにつけると、ドアを閉めた時に固定するマグネットにドアが届かないという事態が起きました。がそこもいらない木片で高さを調節したので、とりあえず無事ドアがつきました。
最後に屋根の上に風見鶏を付けるのですが、一番最後につけると手が届かないという事態に…。なので、屋根を組み立てた段階で風見鶏もつけることをおすすめします。
そんなこんなで出来た家はこちら↓↓。
プラスアルファの補強とあとがき
ここまではコストコのキッズハウスの組み立てをご紹介しましたが、買ったからこそわかること、すべきことがあるんです。
このコストコのキッズハウスは今回間違いなく、お得な買いの商品でした。
組み立てはてこずりましたが、それでもやはりこの値段。
そして、組み立てたからこそ、もう少し補強をして長く使えるようにしたいと思っています。
補強すべき部分は、屋根の隙間。
このキッズハウス自体、窓などがきちんと閉まるタイプのものではないため、雨風にさらされやすく、劣化は早いものだと予想されます。
そこを少しでも改善したいので、屋根の部分にある隙間はシリコン剤などで埋めたいと思っています。
※後日、シール材を使って隙間は埋めました。
あと塗装をもう少し施し、防腐効果を高めたいと思っています。
※後日、屋根もウッドデッキ用の塗装材で塗りました。知り合いの建設業の人に聞いたら、子どもが遊ぶところなら本格的な屋外用防腐剤を塗るよりもウッドデッキ用などの塗装剤を塗った方が安全だといわれました。屋外用防腐剤はそれだけ体に影響のある薬剤を使っているので、子どもが遊ぶところには屋外とはいえあまりおすすめでないそうです。
塗装するとはっきりした色合いになり、なんかオシャレな感じになりました(笑
今回は土台となる基礎も作ったんですが、キッズハウスの中身を確認する前に基礎材料を買ったため、ちょっと誤算が。。。
何度も言いますが、このキッズハウスは窓などがきちんと閉まるタイプのものではなく、雨などで中も外もしっかり濡れてしまいます。もう少し密閉度の高いものだろうと思っていたので、基礎材料にベニヤを使ってしまいましたが、ベニヤは水に非常に弱いアイテムです。
なので、床面のベニヤにも厚塗りでウッドデッキ用塗装を施しました!
ここまで雨風に濡れることがわかっていたらベニヤは使用しなかったのですが、既に買ってしまっていたので防腐塗装を施し、耐水性をアップ。
今後の様子を見ては窓などにはアクリル板を付け、内部に水が入らない作りにしようかとも思っています。
※これも後日、知り合いの建設業の人に言われましたが、台風や防風対策を施すよりも、窓などは今のままの開いたままの方が風が抜けて飛ばされにくいそうです。なので結局、窓はふさぎませんでした。その分、塗装をしっかり行いました!
組み立てから3か月後のキッズハウスの様子
キッズハウスを組み立ててから、3か月、4か月近くが経ちました。
その後、プレイハウスは無事なのかというと…一点問題が発生しました。
梅雨の雨が続いて、集中豪雨まで降った後、なんと屋根の釘が浮いていることが発覚しました。
屋根はもともとメーカーがすでに組み立てていたものなので、そもそもの強度がそれほど強くなかったようです。又釘が浮いてしまって、屋根は一部外れかけてしまってました。
その後、何とか屋根の形を戻し、手持ちの釘で打ち付けて補強しました。シーリング材で隙間を埋めていたので、それが接着剤に役目を果たし、屋根が完全に外れるようなことはありませんでした。隙間を埋めるよりも、出来上がったときに屋根も念のためくぎ打ちしとけばよかったなと思います。
でも、それ以外は悪いところはなく、今のところ子どもたちが楽しく遊んだり、買い替えた車のタイヤの一時保管場所として使ったり(え)しています。
あくまでもこのキッズハウスは子供の遊び場です。
なので、物置になどと考えている人はもうちょっと別のものを検討することをおすすめします。