固定は必要?プラレールのコースを自作で作ってみた

DIY

子どもならみんな興味を示すのがプラレール。プラレールで育ったというパパやママも多いかもしれないですね。

我が家でも長男がプラレール大好きになり、親なりに好きな遊びが目いっぱいできるよういろいろと考えてみました。

固定は必要?プラレールのコースを自作で作ってみた

プラレールは本来、レール同士のかみ合わせで車両が走るように作られているおもちゃです。好きなレールを組み合わせて、都度違うレイアウトを作ってというのが楽しい、想像力を掻き立てる遊びですよね。

しかし、長男はまだ1歳半…。プラレールは好きなのですが、力加減がまだわからず、レールに電車を全力で乗せて走らせようとします。その力が強すぎて、レール同士がすぐに外れてしまったり、レイアウトがぐちゃぐちゃになったりして、思うように遊べません。

そこで、プラレールのレールを固定して長男が目いっぱい遊べるようにすることにしました。

プラレールはそもそも固定しないおもちゃ

ちなみにですが、プラレールはそもそも固定を前提にしたおもちゃじゃありません

そのため「プラレールの固定ネジ」のようなものはなく、固定するにしても一般的なネジを使用して固定しなくてはいけません。

プラレールがそもそも固定することを前提としていないのは、都度、レイアウトを作り変えて想像力を広げることを目的としていてるからです。

また、レールを固定してしまうと子どもがレールでけがをしてしまう危険性もあるためです。子どもがぶつかってレイアウトが壊れてしまうのは、レールが壊れることによって子どもが受けるダメージを最小限にしているからであって、レールが壊れないでいると子どもの方がケガしてしまいます。

プラレール博や鉄道博物館、おもちゃ屋などでプラレールをディスプレイするためたまにレールを固定しているものがありますが、そういう場合は基本的には子どもが立ち入れないようになっていますよね。子どもが多少触れて遊べるようになっている場合でも、登れないようなテーブルなどに固定されていて、一般家庭の床で遊ぶおもちゃとは少し違っています。

さらにプラレールのマニアの方に聞いた話では、プラレールのレールは固定するとしなやかさがなくなり、電車を走らせにくくなってしまうそうです。走ってきた電車の重みでレールがしなることによってスムーズに走るものだそうで、固定してしまうとその良さがなくなってしまうそうです。

そうやって考えるとプラレールって良くできたおもちゃだなと思います。なので、ここでは決して固定することを推奨しているわけではないので、参考にして固定しようという方は上記のこともよく考えてみてくださいね。

プラレールのステージづくり

プラレールはどんどんレールをくっつけて、好きにレイアウトできるおもちゃですが、我が家のおもちゃの部屋には他のおもちゃも溢れていて、尚且つ、お姉ちゃんと兼用なので好き勝手広げるとトラブルが発生してしまいます(姉弟ゲンカ的な…?

プラレールのレールを固定することも想定していたので、最初にプラレールを買ったときにプラレールのステージを作りました。

ステージと言ってもプラレールを広げて遊ぶ専用のコーナーのようなものです。

ステージの材料

  • ベニヤ板 5㎜厚程度のもの(大きさはお好みで)
  • L字ホワイトアングル
  • 強力両面テープ
  • 芝短めの人工芝(お好みで)

ステージの作り方

  1. 両面テープをL字アングルの底の面に張り付けていきます。
  2. ベニヤ板の端にL字アングルを載せ、両面テープで張り付けていきます。L字アングルの長さを調節しながら、ベニヤ板の4辺すべてを囲むように付けます。
  3. 人工芝をベニヤ板の大きさにカットし、ベニヤ板に両面テープで張り付けます。

※完成図(人工芝をする前)

ステージづくりのポイント

我が家ではベニヤ板を130㎝×90㎝くらいの大きさにカットして作りました。L字アングルはホームセンターなどで簡単に手に入ります。プラスチック製なのでカッターやハサミで簡単に切って長さを調節することが可能です。

人工芝は芝が長いとレールに入ってしまうため、短めがおすすめです。芝の代わりにベニヤ板に街の風景などを直接描くのもおすすめです。

プラレールのレールの固定方法

よくお店などで見かけるプラレールの展示レイアウトですが、どうやって固定しているかはお店によって異なっています。ネジで固定してあるところもあれば、接着剤などで固定しているところもあります。

今回、我が家で考えたのは、子どもが大きくなって本来のプラレールで遊ぶ時に固定したレールでまた自由に遊べることです。なので、必然的に接着剤などで固定する方法は消えました。

「ネジで固定しよう!」となったのですが、プラレール専用の固定ネジなど売っているはずもなく、どういったネジを使うべきかすごく悩みました。

プラレールでなくて大人の鉄道模型で使用するようなネジも考えましたが、鉄道模型専用のネジはその辺ではなかなか売っていません。(そもそも本当に小さいので、プラレールで問題なく使用できるかどうか不明です)

ホームセンターに行き、男性スタッフの人にも相談しましたが、やはり、ネジを使用するとレールにひびが入ったり、割れたりする可能性を指摘されました。スタッフの方には養生テープなどで固定してはどうかともアドバイスを受けました。

そこで、ホームセンターで売っていた一番小さなネジでとりあえず実験してみることにしました。

ネジの使用実験

プラレールのレールは、床にベタ付きするタイプではなく、外が一番厚みがあり、中が宙に浮く作りになっています。

レールの幅は1㎝ないくらいですが、中のレール部分はもっと薄くなっていて、レールを固定するのにレールの半分の長さおよそ5㎜に板にネジを食い込ませるαの8㎜から10㎜以上のネジが必要です。(固定する板が薄すぎると固定できません。またネジが長すぎると、板を貫通して床に傷がついてしまいます。)

購入したネジは、2㎜幅の10㎜の長さのネジです。スタッフの人のアドバイスも受け、養生テープも購入しました。

まず、細いキリでレールに穴をあけてみます。

使用するネジが2㎜幅なので、それよりも細い1㎜程度の太さのキリで慎重に穴をあけていきます。レールがそこまで硬度なプラスチックでなかったので、穴は問題なく開きました。

次に、ネジを実際に差し込んでいきます。

ゆっくりネジを回し、差し込むと、ヒビなどが入ることなくうまく貫通しました。

これでこのネジが問題なく使用できることがわかったので、実験は無事終了!今度は実際に板に固定していきます。

どんなレイアウトにする?

いざ、レールが固定できるとなると、次にしっかり考えておくべきなのがレイアウトです。一度固定してしまうとネジを外さない限り、レイアウトの変更は基本出来ないので、子どもが飽きないコースづくりが大切です。

プラレールのメーカーである、タカラトミーのホームページにはプラレールのレイアウト事例のようなものがあります。

タカラトミー公式ホームページ

レイアウト事例を参考に、いろいろと我が家オリジナルレイアウトを考えていきます。

製作したプラレールのステージの大きさも限りがあるので、大きすぎず、それでいて迫力のある楽しいレイアウトを考えてから、一度ネジ止めなしでレールを組み立てていきます。

いざ、プラレールのレール設置へ!

大体のレイアウトが決まったら、レイアウトを一度組み立てていきます。

固定してしまうとなかなかレイアウト変更はしなくなるので、子どもが飽きないように立体的なレイアウトにすることにしました。

↑こんな感じのレイアウトで固定していくことにしました。

まず、レール同士の接続強度が増すように、養生テープを使ってレールを止めていきます。

そして次に固定をしていきます。まず底面にレールが触れているところは、そのままレールを上から固定していきます。

最初は結構緊張しましたが、やっているうちにだんだんと慣れてきます!

次に、立体にしたので橋脚とレールを固定していきます。

そしてここで問題が…

橋脚は面でレールを支えているのではないので、10㎜ネジだとレールがうまく固定出来ない事が分かりました。

そこで急遽、もう少し長めの16㎜ネジを購入。しかし長さが増すとネジの太さも細いものがなかなか見つからなかったので、2.4㎜直系のネジで対応することにしました。

ネジが太くなると、レールにかかる負担も増えるので割れるのではないかと心配でしたが・・・・何とか固定出来ました。

そんなこんなで固定が完成しました!我ながら満足です(笑

実際に遊んでみての感想

実際に1歳の息子が遊ぶと、やっぱり、電車を手でおして走らせたりしたいらしく、ものすごい力でレールに電車を載せようとします。今までだったら、そのまますぐレイアウトは壊れてましたが、固定したことにより、息子も思う存分プラレールで遊べるようになり、すごく喜んでました!

さらにその後、パパも一緒に遊びたいと言い出し、もっとステージをパワーアップさせました!

こちらです!分かりますか?プラレールのステージは場所を取るので、いつもクローゼットの中で遊ぶようにしていたのですが、パパも一緒に遊ぶとのことで、ステージを底上げし、テーブルのようにしてみました!

使ったのは3段カラーボックス2つです。カラーボックスを横倒しに並べて、テーブルの脚のようにし、さらに底面にキャスターを取り付けて移動しやすいようにしました。

カラーボックスは分離しないように連結プレートを使って固定してあるので安定しています。なにより、カラーボックスを利用しているので、収納ペースの確保にもなり、使っていないプラレールのレールなどを収納できます。これは我ながらいいアイデアです♪(笑

【追記】トミカと合体!!プラレールのコースをバージョンアップ!

我が家の息子がサンタクロースにトミカをもらったので、トミカとプラレールのコースを合体させてみました!もちろん、息子は2歳になっていないのでまだまだコースを破壊するので、固定しています(笑

真上から見るとこんな感じです!立体的なプラレールのコースとトミカのコースが入り混じってるんです!ちなみに、トミカのコースもプラレール同様、同じネジで固定しましたが問題ありませんでした!

横から見るとこんな感じです!どちらも立体コースなので、立体から降りてきた後のコース展開が少し場所を取るんですが、うまくクロスさせてみました!

トミカのコースの中には、プラレールと合わせて使用する前提のコースもあって、そういったものを使うともっと一体感があるんですが、電車と道路がクロスするレイアウトはどうにもスペースを取るので、今回はこんな感じです(笑

さらに寄ってみるとこんな感じです!乗り物好きな息子的には大満足のようで、電車でも車でも一度に遊べてすごく喜んでいます!

トミカの直線道路パーツとかあれば、プラレールの踏切と繋げたいですね…w

おまけ:プラレールの列車と列車の接続部分が壊れた時

余談ですが、プラレールって子どもの力で車両同士をつなげたり、外したりしていると接続パーツが折れてしまうんです。

我が家のプラレールはまだそこまで壊れるには至っていませんが、先日いったプラレール博で遊んでもいいようになっていた車両の多くに連結部分の破損が見られました。

連結部分が壊れてしまうと、繋げて遊ぶことを諦める人も多いですが、実はプラレールの連結部分だけ販売されているんです。

ドライバーで車両を開き、パーツを固定して車両を戻せば、また繋げて遊ぶことができます。

プラレールの連結部分が壊れた時は、是非、このパーツを購入してみてください。

ちなみに、三角ネジで閉めてある車両のゴム交換、連結交換は、できないようになっているので、その場合はサポートセンターに問い合わせてみてください☆