年齢が上がるにつれて子供はいろんなところでいろんな興味を身につけてきます。我が家でも娘が3歳を迎える頃に急に時計に興味を示しだしました。
そこで今回は子供の時計選びと、タイミングについていろいろお話します。
時計えほん&おもちゃ選びについて
子どもに時計を教えるタイミングはいつだと思いますか?小学校低学年のカリキュラムに「時計」が入っているので、それまでは別に教えなくてもいい、と思っている人も多いかもしれません。確かに小学校のカリキュラムでしっかり時計は教えてもらえるので、3歳や4歳で時計を勉強する必要はありません。
ただ、子供と話をする中で時計ってすごく身近なものだというのも事実です。
例えば、「3時になったらおやつだよ」「9時になったら寝る時間だよ」「あと10分経ったら帰るよ」
もっとざっくりしたものでも、「長い針が12になったら終わりね」「もうすぐ帰る時間だよ」「早くしないと電車の時間だよ」みたいに子どもに言ったことある人の方が多いかもしれません。
つまり、小学校に入る前から時計は身近で、知らず知らずのうちに身につくチャンスがあるというわけです。
もちろん、3歳、4歳、5歳の子に小学生と同じレベルで時計を勉強してもらう必要はありません。
ただ、子どもが少しでも時計に興味を示しているのなら、もっと時計を身近に感じてもらう最大のチャンスです!
我が家でも、ある日突然、3歳になったばかりの娘がやたらと時計を見て「9時!」「15!」(全然時計の時間とは違うけど…)など時計を見て言うようになったので、せっかく興味を示しているんだし、時計のおもちゃや時計えほんを買ってあげよう!となったわけです。
時計えほん&おもちゃを選ぶ時のポイント
実際にお店に行って時計の絵本やおもちゃを探してみると、意外とあるもんですね。そのほとんどが3歳児、4歳児向けのもの。やっぱり、小学生になる前から時計を覚える子供が多いんだと実感しました。
時計えほんやおもちゃは、「何を覚えて欲しいか」によって様々なおもちゃが用意されています。
木製のものやプラスティック製のもの、紙のものや電池式のものなどなど、さまざまな素材のものがあります。
またパズル感覚で文字盤を当てはめて数字を覚えていくものもあれば、時計の針だけをくるくる回して使うもの。クイズ形式になっているもの。時計自体が時間を教えてくれるものなど様々。
我が家でもどんな時計を与えようかいろいろ考えました。
時計の絵本やおもちゃを選ぶ時のポイントは、誰が使うか?その使う人の性格に合ったものを探す。がベストです。
我が家の場合使う人→3歳女児 性格→かなりやんちゃ(手に負えない時も多々…)えほんが好き 体を動かすのが好き 言葉を覚えるのが遅い
こうした選考基準の中、私が考えたのは時計自体が時間を話してくれる時計絵本です。
もうちょっと安価で済むパズル形式の時計おもちゃも考えたのですが、子どもの性格的に「バラバラにしたまま終わってしまう」「時計だという認識が持ちにくい」という点から却下になりました。
また文字盤を動かすだけのおしゃべりしない時計絵本も、子どもの好きなアンパンマンのものなどがありましたが、やはり長く興味を持って時計と親しんでもらう、私が仕事などで忙しい時でも一人で時計の時間が理解できるという観点から外れたため、こちらも候補から外れました。
私がおすすめする「時計えほん&おもちゃ」
こども向けの時計アイテムは意外と多くあり、パズル形式のもの、絵本として読むもの、音の出るもの、回して遊ぶものなど、本当にさまざまです。また0歳から遊べる時計もあれば、2歳児、3歳児向けのもの、4歳児、5歳児向けのもの、6歳児向けのものなど対象年齢もさまざまです。そこで、ここでは2歳、3歳、4歳から使えるおすすめな時計えほん&おもちゃについてご紹介します。
もりのとけいえほん (音と光のでる絵本)
我が家でも使っています。電池式で時計がおしゃべりしてくれるので、子供の興味が続きます。楽しく時計の読み方練習ができて本当によかったです。
でんしゃでおぼえる! とけいえほん
出典:Amazon
電車が好きな子におすすめな電車の時計絵本です。文字盤を好きに動かしたり、ストーリーにある電車の時刻に合わせたりして遊びながら時計を勉強できます。
おさるのジョージ とけいえほん いまなんじ?
出典:Amazon
子どもに人気のおさるのジョージの時計絵本です。2歳3歳くらいの小さい子供に特におすすめで、10時、3時などざっくりした時間がメインのストーリーです。ジョージが幼稚園で時計を習うストーリーになっていて、時間ついても子どもが喜ぶ「砂遊びの時間」「ブロックの時間」などになっているので喰いつきがいいです。
アンパンマン お絵かきピアノ知育いっぱい!ようちえんバッグ
出典:Amazon
信号、ピアノ、時計、おえかきと子供が一番興味を持つものすべてがそろったアンパンマンのお絵かきピアノ知育いっぱい!ようちえんバッグです。一つですべてを兼ねられるので、いろいろ買いたくない!ものが溢れてほしくない!という人におすすめです。
実際に時計えほん&おもちゃを使ってみて
わが家では子供の性格を考慮したうえで、音が出る時計絵本に絞り込みました。
実際に書店に行ってみると、音の出る時計絵本はいくつかあり、その中で子供に選んでもらいました。それで買ったのが音と光の出る絵本 もりのとけいえほんです。
上では書かなかったですが、この絵本もストーリーがあり、光ったり、音が鳴ったりと本当におすすめです!
この絵本は時計の針をくるくると回すと合わせた時間を絵本がしゃべって教えてくれます。
絵本にはストーリーもあり、クイズも付いています。娘はまだ文字も読めず、数字も読めないので、しゃべってくれるこの絵本に夢中になりました。
目論見通り、一人で遊んでいるときは時計の時間をクルクルとまわして「じかん」ボタンを押して、「9時」「15」などと遊んでいます。
それでも絵本の部分がついているので、寝る前には時計絵本を持ってきて「ママ読んで!」といってきます。
実際に時計が読めるようになるのはまだまだ先だと思います。
それでも絵本がもたらした効果は意外と大きく、「もうすぐなになにの時間だからね」と言うと時計を引っ張り出してきて、娘なりに理解しようとしているようです。
あと「4時になったら帰る時間だよ」「9時になったから寝る時間だよ」と言うようなことを言っても、結構聞き分けが良くなりました。
外出先などでも自ら時計を見つけると「とけい!」というようになり「15!」と数字をいうようになりました。
「子どもが興味を持った時に学べる機会を与えてあげる」とよく言いますが、無理強いせずにその子なりの学習に付き合ってあげられると良いなと思います。