【実践】メルちゃんの髪の毛を復活(植毛)させる方法

子どもの遊び道具で欠かせないのが人形です。

メルちゃん、ポポちゃん、レミちゃん、リカちゃん、ジェニーちゃんと数多くありますよね。

どのお人形もすごく可愛いですが、子供が遊んでいるとどうしても髪の毛がボロボロになってしまいます。

特にお風呂に入れたりできるメルちゃん人形などの場合、髪の毛の乾かし方を間違えてしまって、チリチリになってしまった、ボロボロになってしまったと言うのはよくあることです。

我が家の場合、たまたまご近所さんからメルちゃん人形をもらったので、既に髪の毛がチリチリでした。

子供もまだ1歳過ぎと小さかったので、どうせボロボロになるのだからいいだろうと思っていたのですが、子供が成長するにつれ親の方がメルちゃんの髪の毛がボロボロなことを気にするようになりました。

メルちゃんの髪の毛を復活(植毛)させる方法

何とかメルちゃんの髪の毛を復活させることができないだろうかと、模索しました。

もっとも簡単に髪の毛を復活させる方法には、ぬるま湯で洗ったり、柔軟剤で洗ったりと言う方法があります。

人形の髪の毛にはポリエチレンやビニール素材を使ったものが多く、50度程度のぬるま湯で素材が変化するようになっています。

また柔軟剤で洗うのも界面活性剤の影響で髪の毛がサラサラになる方法です。

しかしこのどちらもちょっと痛んだ髪にはいいですか、チリチリまで傷んでしまった髪には効きません。

これらの方法をメルちゃんにも試してみましたが、どれも満足いくものではありませんでした。

そこでたどり着いたのが植毛と言う方法です。

最終手段は植毛

植毛にあたって、いきなりメルちゃんで行わず、私が子供の頃遊んでいたリカちゃんでまず試してみました。

結果的にはリカちゃんの植毛は成功です!

お試しでリカちゃんの植毛はやったので、髪の毛は100円ショップのパーティーグッズにあった付け毛を使いました。

リカちゃんの場合は頭皮がすごく柔らかく、針に数本の髪の毛を通して、直接頭皮に差し込んで縫うことができました。(針は上から糸を挟むようにして使えるものを使用しました。)

同じ要領でメルちゃんの植毛も行っていくつもりでした。

メルちゃんの植毛実践

ここからはメルちゃんを使って植毛を行っていきます。リカちゃん以上に意外と大変なので、植毛を考えている人は私の「実践内容」を読んで考えてみてください(笑)

①メルちゃんの頭部の準備

まずメルちゃんの頭部を回しながら引っ張って体から外します。これはものすごく硬くて簡単には抜けません。我が家では主人に手伝ってもらって何とかとることができました。

次にメルちゃんの縮れた髪を短くします。ハサミだけでは十分に短くならなかったので、カミソリを使ってツルツルに仕上げました。

他のサイトではメルちゃんの髪の毛を引き抜いたと言うものもありましたが、メルちゃんの髪の毛は頭部の内側で接着されているので簡単には取れません

リカちゃんの植毛の際には引っ張って簡単に抜くことができましたが、メルちゃんでは引っ張って抜くことができなかったので、頭部を剃り内側から根元をペンチで引き抜きました。

メルちゃんの頭部をよく見ると、接着されたような、線のようなものが見えます。

その部分にカッターを差し、頭部を1部くりぬくようにしました。

そのくりぬいた部分から髪の毛を抜いたり、植毛したりしていきます。

②メルちゃんの植毛用の髪の毛の準備

メルちゃんの髪の毛に今回使ったのは、人間用の高級エクステンションです。ネットショップなどで簡単に手に入ります。人間が使えるエクステンションなので、熱に強く、コテで巻いたり洗ったりすることができます。

髪の毛を5、6本とり、1往復半させて端を結び、輪になった部分をハサミで切ります。(髪の毛多めで仕上げたい場合は、本数をもう少し増やします。)

これで髪の毛の束ができます。

使用するエクステンションの長さや、仕上がりのメルちゃんの髪の毛の長さに合わせて長さや量は調節してください。

③糸通しで植毛

メルちゃんの頭皮はリカちゃんの頭皮と違い、硬いです。針を直接刺すのはかなり指が痛くなります。

そこで今回は糸通しを使いました。

糸通しをメルちゃんの頭皮の穴に刺します。糸通しがすんなり通らない場合は一度、目打ちを使って穴を少し広げておくと行いやすいです。

内側の糸通しの穴に、髪の毛の束の結んだ方を通し糸通しを引き抜きます。

この方法で延々と植毛を続けていきます。ただし、糸通しはそもそも植毛のための道具ではないので、非常に壊れやすいです。私もいっぱい買い置きした糸通しを4,5個壊しながら使いました。

我が家では1日に30分弱しか時間が取れず、植毛が終わるのに、1ヵ月近くかかりました

④頭部接着

植毛が終わったら、最後に頭部を瞬間接着剤で接着します。

⑤最後の整形

1番最後に髪を整えていきます。

我が家では最初はヘアゴムで押さえたりしていました。

しかし忘れていましたが、使用したのが人間用の高級エクステンションだったので、ドライヤーで癖付けを簡単に行うことができました。

カットや髪の毛の整えは胴体に頭部をくっつけてから行った方が行いやすいです。

さらさらヘアのメルちゃん完成です!

エクステ用なので子どもが少々乱暴に扱っても髪の毛は痛みません!

メルちゃんの植毛後の髪の毛のお手入れ

メルちゃんですが、植毛後も子どもは結構激しめで遊んでくれています(笑)

やっぱり子どもですね、髪の毛が結構ボサボサになることも多く、植毛した側からすれば「もうちょっと大切に使ってー(泣」ということもありますが、子どもに遊ばれてこそのお人形なので、そこは致し方ありません。

それでもチリチリになるようなことはなく、ある程度はサラサラヘアを維持しています。

しかし、いくら高級人毛エクステと言えども、死んでいる髪です。ダメージを全く受けないわけではなく、さらに本物の人間の生きている髪のようにサラサラを維持するのは難しいなと感じることもあります。

先日、髪の毛の指どおりが少し悪く感じられたので、人間用のトリートメントをし、ドライヤーの弱熱で乾かしました。こういうところはやはり人毛ですね。トリートメント効果はすごく、サラサラに戻りました!

さらにエクステを購入した時にヘアオイルのおまけがついていたことを思い出したので、ヘアオイルでお手入れしたんですが、髪の毛が広がりにくくなり、さらにしっとりサラサラになりました。

こういうのはやはり人形本来の髪の毛ではうまくいかない、植毛ならではのポイントです。

またもう少し傷んできたら、今度はヘアアイロンでストレートに髪の毛を伸ばしてみようと思ってます。人間でもそうですが、くし通りの悪い髪の毛でもヘアアイロンをかけるとサラサラになるので、人毛メルちゃんでも同じことが言えると期待しています。

植毛がめんどくさい人は頭部交換と言う方法

植毛は結構めんどくさいですw

そんなことできないと言う人もいるかもしれません。

そこでもっともっと簡単に髪の毛を治す方法をご紹介します。

方法は簡単。メルちゃんを販売しているパイロットに連絡し頭部を交換してもらう方法です。

まずは販売元のパイロットに連絡をします。そしてメルちゃんの縮れ毛の相談を行います。

そうすると担当者が親切に頭部交換方法を案内してくれます。頭部交換はズバリその通り、メルちゃんの首から上をそっくりそのまま新しいものに変えると言う方法です。

費用は大体1500円位です。

我が家の場合はもらったメルちゃんの額の部分にマーカーがついていて子供がばんそうこうを貼ったりして遊んでいたので、頭部交換をしてしまうとそういった部分もなくなってしまうと言うことで植毛を選択しました。

頭部が変わってもいいと言う人は交換してもらうのが簡単ですw